料理をした方がいいとは思っていても、レシピを開いた瞬間に工程の多さを見てやる気がなくなる。
以前の私は、まさにそんなタイプでした。
料理経験がほとんどなく、長いレシピになるほど途中で手順が分からなくなりやすい。火加減のような曖昧な指示も苦手で、「料理を始めるまで」のハードル自体が高くなっていました。
そんなときにタイトルへ惹かれて購入したのが、まるみキッチンさんの『やる気1%ごはん テキトーでも美味しくつくれる悶絶レシピ500』でした。
実際に何品か作ってみると、自分にとって良かったのは「簡単レシピが多い」こと以上に、レシピを見てから料理を始めるまでの負担が小さいことでした。
この記事では、料理初心者だった私が実際に使って感じたメリットと、2026年時点で改めて確認した本の特徴をまとめます。
![]()
『やる気1%ごはん』とは?
『やる気1%ごはん テキトーでも美味しくつくれる悶絶レシピ500』は、料理家のまるみキッチンさんによるレシピ本です。
KADOKAWAから2022年11月9日に発売され、500品のレシピを収録。食材ごとにレシピを探せる構成になっています。
2023年には「料理レシピ本大賞 in Japan」の料理部門大賞を受賞しました。その後もシリーズは続き、『やる気1%ごはん作りおき』も2024年の料理部門大賞を受賞しています。
私が最初にこの本を買った理由はシンプルで、「やる気1%」というタイトルが当時の自分にかなり刺さったからです。
料理が苦手だった私でも使いやすかった4つの理由
1.レシピの説明が短く、次にすることを追いやすい
一番助かったのは、レシピの説明がコンパクトなことでした。
料理に慣れていないと、「切りながら焼いて、その間に別のものを準備して……」という複数の工程を同時に進めるだけでも負担になります。
この本は、完成写真を見ながら短い手順を追える構成で、私には「今は何をすればいいのか」が分かりやすく感じられました。
長い文章を読みながら作るレシピで途中を見失いやすい人には、情報が簡潔にまとまっていること自体がメリットになると思います。
2.電子レンジ・炊飯器・トースターを使うレシピが多い
料理初心者だった頃に困ったのが、「中火」「弱火」「軽く焦げ目がつくまで」といった火加減の判断でした。
KADOKAWAの公式紹介でも、電子レンジや炊飯器を活用できるレシピが特徴として挙げられています。
たとえば、私が記事公開当時に試した「鮭の麺つゆバタームニエル」は、フライパン中心ではなく耐熱皿と電子レンジを使うタイプでした。
もちろん、本書のすべてが電子レンジ調理というわけではありません。ただ、コンロの前で火加減を見続けなくても作れる選択肢があるのは、料理を始めるハードルを下げてくれました。
3.必要な食材が少ないレシピを選びやすい
料理は、調理そのものだけでなく買い物も面倒です。
使う食材が多いほど、買い忘れたり、余った材料の使い道を考えたりする必要があります。
KADOKAWAは「主材料少なめ」「食材ごとにレシピを掲載」と案内しており、実際に使ってみても「冷蔵庫にこれがあるから、このページから選ぶ」という探し方がしやすく感じました。
献立をゼロから考えるより、今ある食材から候補を絞る方が自分にはかなり楽でした。
4.500品あるので「今日は作れそう」が見つかりやすい
収録レシピは500品あります。
数が多いこと自体が必ずしも使いやすさにつながるわけではありませんが、食材ごとにまとまっているので、自分の場合は「今のやる気でも作れそうなもの」を探す選択肢が増えました。
毎回きちんと献立を組み立てるのではなく、その日に残っている気力に合わせてレシピを選べるところが、この本のコンセプトと合っています。
![]()
実際に作って気に入ったレシピ3つ
ここでは、記事を最初に書いた頃に私が実際に作った中から、特に印象に残っているものを挙げます。
豚巻きキャベツのさっぱり煮風
記事を最初に書いた頃に実際に作り、手順の負担が少ないと感じたレシピの一つです。
料理を始めたばかりの頃は、調味料をいくつも計量するだけでも面倒に感じることがあったため、手順が簡潔なレシピは使いやすく感じました。
即席ぶりの照り焼き
「ぶりの照り焼き」というと、当時の自分には手間がかかる料理というイメージがありました。
電子レンジを使って作れるレシピとして紹介されていたことが印象的で、「こういう料理でもレンジを使えるのか」と料理への心理的なハードルが下がった一品です。
ツナと小松菜の卵スープ
スープ系のレシピも、自分にとっては一品追加したいときの候補にしやすく感じました。
この本を使っていて良かったのは、豪華な料理を一つ完成させるというより、自分でも作れそうなレパートリーが少しずつ増えていったことです。
なお、具体的な分量や作り方は書籍そのものを確認してください。この記事ではレシピの転載は行わず、実際に作った感想だけを紹介しています。
![]()
使って分かった「合う人」と「合わない人」
合いやすいと思う人
- 料理経験が少ない
- 長いレシピを読むと作る前に疲れる
- 火加減を見続けるのが苦手
- 買う食材をなるべく少なくしたい
- 冷蔵庫にある食材からレシピを探したい
- 「ちゃんと料理する」より、まず一品作れる状態を増やしたい
特に、「料理ができない」というより料理を始めるまでの工程が多いことがつらい人には、一度見てみる価値があると思います。
逆に、すでに料理に慣れている人には物足りない可能性もある
普段から料理をしていて、火加減や味付けを自分で調整できる人にとっては、シンプルすぎるレシピもあるかもしれません。
また、500品あるため本自体にはある程度のボリュームがあります。「数十品だけ厳選された薄いレシピ本が欲しい」という人とは好みが分かれそうです。
味の濃さや好みも人によって違うため、最初からすべてをレシピどおり固定するというより、自分に合うものを見つけていく使い方が向いています。
2026年現在、「やる気1%ごはん」はシリーズ化している
この記事を最初に公開した2023年以降、「やる気1%ごはん」はシリーズとして広がっています。
2024年には『弁当にも使える やる気1%ごはん作りおき ソッコー常備菜500』が発売され、同年の料理レシピ本大賞・料理部門大賞を受賞しました。
さらに2025年には『やる気1%やせごはん』が発売され、2026年9月時点のKADOKAWA公式ページでは「やる気1%ごはん」シリーズ累計70万部突破と案内されています。
最初の1冊を使ってみてコンセプトが合うと感じた人は、「作りおき」「ダイエット」など、自分の目的に合わせてシリーズを選べるようになっています。
料理の負担は、レシピ以外の道具でも減らせる
私の場合、料理や家事は「やる気を出す」より、面倒な工程そのものを減らした方が続きやすくなりました。
たとえば、料理後の皿洗いを減らすために使っているのが、工事不要の食洗機です。
シロカ SS-MA351を3年使ったレビュー|工事不要食洗機のメリット・デメリット
料理中のゴミ捨てを楽にするためには、カインズの折り畳みくず入れも使ってきました。
キッチンのスペースを有効活用!カインズの「扉に掛ける折り畳みくず入れ」
まとめ|料理が苦手だった自分には「手順を減らせる」ことが一番よかった
『やる気1%ごはん』を実際に使ってみて、自分が一番助かったのは、料理の知識を増やしてくれたことだけではありません。
短い説明、少ない食材、電子レンジなどを使った調理によって、「料理を始めるまで」の負担を減らせたことでした。
もともと料理をほとんどしていなかった私でも、実際に何品か作ることができました。
「料理はしたいけれど、複雑な工程を見るだけで面倒になる」という人なら、この本の考え方はかなり相性が良いと思います。
一方で、すでに料理に慣れている人や、自分で細かく味を調整したい人には、必要性は低いかもしれません。
料理を頑張るための本というより、料理を始めるまでのハードルを下げるためのレシピ本として、私は使いやすいと感じました。
公式情報確認先(2026年9月確認)
- KADOKAWA『やる気1%ごはん』書誌情報
- KADOKAWA 発売時紹介
- KADOKAWA『やる気1%ごはん作りおき』書誌情報
- KADOKAWA 料理レシピ本大賞2024受賞情報
- KADOKAWA 2年連続大賞受賞・シリーズ累計情報
- KADOKAWA『やる気1%やせごはん』書誌情報
関連記事と次に読む
この記事のカテゴリ:快適生活
関連記事
記事内の体験・商品仕様・一般情報は、それぞれ本文の記載に沿ってご確認ください。



コメント