2026年8月追記:この記事には、2021年当時に筆者が試した「ビニール袋+車内の高温」を使う方法が含まれます。現在、公的な資料保存情報を確認すると、紙資料は光・熱・水分や温湿度変化によって劣化する可能性があるため、現在はこの方法を一般的な本の湿気取り・虫対策としては推奨していません。当時の体験は記録として残しつつ、現在の考え方が分かるよう本文を更新しています。
2021年当時、わが家には仕事で使用する本が大量にあり、専門書という性質上、長い時間触らずに置いたままになることがありました。
幸いなことに虫は湧いてきたことはありませんが、今後のリスクを考えて、虫干しを試してみることにしました。
この記事の内容
本を簡単に虫干し(湿気とり)する方法について説明します❗️
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参考にした公的な資料保存情報
虫干しをする前に
虫干しって何?
本を適切に保管せずに長く放置していると、虫が湧くことがあります。
目に見える虫の場合もあれば、目に見えないような小さなダニがついていることも…。
薄暗い場所、湿度の高い場所、風通しの悪い場所などを好んで生息するようです。
虫やカビが疑われる場合は、まず状態を確認し、被害を早めに見つけて適切に対処することが大切です。
虫干しは、本を開いて風を通し、湿気を逃がしながら虫やカビの有無を点検する機会として考えると安全です。紙資料は光でも劣化するため、「直射日光に当てれば虫を退治できる」と単純化しない方がよいでしょう。
現在の考え方: 本を高温・直射日光にさらすより、湿度管理・風通し・定期点検を優先します。
虫干し+湿気とりをするための準備
本の虫干しを実践する方法は簡単です。
2021年当時は、本をビニール袋に入れて車内などの温度が上がる場所へ置く方法を試しました。ただし、現在は紙資料への光・熱・水分の影響を考え、この方法を一般的な湿気取り・虫対策としては推奨していません。
以下のものを準備しましょう!
いずれもホームセンターや薬局などで簡単に手に入りますね❗️
本の量にもよりますが、袋は多めに用意しておくといいでしょう。
本を袋に入れることになるので、思ったより破れやすいです。
対策として予備の袋を用意しておくことがポイントです
他にも本を入れたビニール袋を干す場所の確保が重要になってきます。
2021年当時のわが家ではベランダに干しづらかったため、陽当たりの良い日に車内で試しました。以下は当時の記録であり、現在の推奨手順ではありません。
虫干し+湿気取りの方法
- 2021年当時は、ビニール袋に本を入れてしっかり結びました。
- その上から黒色のビニール袋を重ねました。
- 晴れた日に車内や陽当たりの良い場所へ置きました。
- その後、袋から本を取り出して開きました。
手順はこのようになっています。
当時は、袋の中で本を高温にすることを意図していました。現在は、温度だけを基準にしたDIY加熱を本の保存方法としては勧めません。
虫害への対応は、虫の種類や資料の状態を確認した上で適切な処置を選ぶ必要があります。家庭で車内温度だけを目安に「何℃なら確実に虫が死ぬ」と判断するのは避けた方が安全です。ようです。
2021年当時は真夏の車内に袋を置いて試しましたが、現在は本を高温の車内へ長時間置く方法は推奨していません。で簡単に虫干しができます。
夕方まで放置したら、あとは当時は袋から取り出した後に本を開きました。現在は、この手順を一般的な虫干し方法として案内しません。です❗️
本の保管では「晴れか雨か」だけでなく、実際の湿度とその変動を見ることが重要です。国立国会図書館は、恒常的に相対湿度65%を超える環境ではカビ発生の確率が高まることを一つの目安として示しています。
現在の考え方: 温度だけで虫害対策の成否を判断せず、状態確認と適切な処置を優先します。
虫干し+湿気とりをやってみて
効果は?
残念(幸い?)なことに、目に見える範囲で虫を確認することはできませんでした。
無事に死滅しているといいのですが、確認はできませんでした😖
袋を開けてみたところ、袋の中に水滴が…💧
どうやら袋の内側には水滴が生じました。当時は「湿気が取れた」と考えましたが、水滴が出たことだけでは本が安全に乾燥したとは判断できません。むしろ水分が本へ触れる可能性もあるため、現在はこの方法を湿気取りとしては勧めません。ようです。
本を1冊ずつ取り出して乾かしたら、良い感じに出来あがりました。
注意した方がいいこと
実際に試してみていくつか注意点があるので共有しておきます❗️
本の入れ方(本が崩れないように)
湿度が高いor気温が低い時間帯に放置しない
一度に大量の本を重ねて入れると、入れ方によっては重ねた本が崩れてしまいます📚
本が崩れると予期せぬ方向で折れ目がついてしまうこともあるので注意が必要です。
ちなみに、当時は袋内にかなりの水滴が生じ、本へ水分が触れる可能性もありました。この経験も、現在この方法を推奨しない理由の一つです。ので、本を綺麗に重ねていないと、別の本に水滴がついてしまう可能性があります。
また、湿度が高い、もしくは、気温が低い時間帯にそのまま放置していると、湿気が取れないこともあるので、早急に回収するのがオススメです!
本の重ね方や入れ方は崩れないように気をつける
高温の車内に置く方法ではなく、安定した温湿度での保管を優先する。
まとめ
この記事では、
2021年当時に試した虫干し・湿気取り方法の記録と、現在の資料保存情報を踏まえた注意点
について説明してきました。
現在、本を保管するときは次の考え方を優先します。
- 保管場所の湿度を確認し、高湿度が長く続かないようにする。
- 本を定期的に点検し、虫・カビ・波打ちなどの変化を早めに確認する。
- 直射日光や高温の車内で加熱する方法は避け、安定した温湿度と風通しを意識する。
- 実際に虫害やカビが疑われる場合は、状態を確認して適切な処置を検討する。
2021年当時は簡単に試せる方法だと考えていましたが、現在は「ビニール袋+高温の車内」を使う方法は推奨していません。
成果が見えにくい
重ねた本が崩れると大惨事
現在は、天候だけでなく保管場所の湿度と温湿度変化を確認する。
といった点には注意が必要ですよ。
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